マスクって何?
デザイン界でいうマスクとは、全体または一部分を隠すの意味で使われます。
みなさんも経験有ると思いますが、何かをペンキで塗る場合、一部だけ塗りたくない場所にテープなどを貼ったと思います。
ペンキを塗った後、テープを剥がすとその部分だけペンキが塗れない様にできますよね。
これと同じ様なことが、AFFINITY Designer で出来るんです。
操作は、とても簡単です。
AFFINITY Designer マスクレイヤーの使い方
マスクレイヤーを使用すると、あるレイヤーの中で表示したく無い部分を非表示にする事が出来る便利な機能です。
下のレイヤーの一部分を表示しながら、他の部分を非表示にしたい時などに使用します。
AFFINITY Designer でマスクレーヤーの作成方法は、とても簡単ですのでやって見ましょう。
マスクレイヤーのルール
・白色は再表示
・黒色は非表示 (消去ブラシツールは黒100%に設定されている)
マスクレイヤーで作った文字や図形の上を黒色でなぞると消えてしまい、白色でなぞるとまた現れる。
それでは、マスクレイヤーを使うと、どんなデザインが出来るのかチョット見てみましょう。
私はまだまだ初心者なので、デザインには自信がありませんが、マスクレイヤーを使うと、こんな事が出来るんだ〜。的な感じでイメージしてもらえれば嬉しいです。
先ず、自分がどんなデザインを創りたいのかイメージする事が重要です。
作った後でも、自由に変更(編集)が出来るので、怖がらずやって見ましょう。
こんな事が簡単に出来てしまいます。
マスクレイヤーの使い方 その1
①AFFINITY Designerの新規ドキメント上に、好きなデザイン(写真)をもって来ます。
②アーテスティックテキストツールから文字を入力する。
③画面右側のレイヤースタジオを開きます。
④レイヤーメニューの中のマスクレイヤーを選びます。
マスクレイヤーが、新しく出来ます。
⑤そのマスクレイヤーの中に②で作った文字レイヤーを移動すれば出来上がりです。
この簡単な操作でこんな感じのデザインが出来ます。↓
移動ツールを使って、大きさや角度を調整する事も出来ますよ。
コピー&ペーストで同じ図形を何個も作る事も出来ます。
マスクレーヤーの使い方 その2
マスクレーヤーを使う便利な特徴(機能)です。
ここは、しっかりマスターしましょう!!
①AFFINITY Designerの新規ドキメント上に、好きなデザイン(写真)をもって来ます。
②『アーティスティックテキストツール』を選択します。
③適当な文字を入力します。
④『移動ツール』で入力したテキストを選択します。
⑤画面右側の『レイヤースタジオ』を開きます。
⑥レイヤーメニューの『+』から『マスクレイヤー』を選びます。
マスクレイヤーが、新しく出来ます。
⑦画面上部の『ピクセルモード』を選択
⑧画面左側の『ペイントブラシツール』を選び文字の上をペンでなぞっみて下さい。
(『ペイントブラシツール』を選択すると、画面下にメニューバーが現れます。ここでカラー調整します)
黒色の場合:文字が消えます。
白色の場合:文字が現れます。
*これが、マスクレーヤーの使い方の基本になります。
同じドキュメントの中にいくつものマスクレイヤーを作り事が出来ます。
色を変えたり、文字を変形させてり、いろいろ作って遊んで見てください。
マスクレイヤーの使い方のアイディアがいろいろ出てきますよ。
マスクレーヤー的な使い方 その3
これは直接マスクレイヤーを使わないで、似た様な事が出来ます。
①下地のデザイン(写真)を作る。
②画面左側の長方形ツールから、適当な図形を作成します。
③図形の中に『アーティスティックテキストツール』で文字を入力します。
④移動ツールで図形と文字を同時に選択します。
⑤画面上部の『…』編集から、『排他的論理和』を選択します。
そうすると、文字の部分が透明になり、下のデザインが透けて見える様になります。
排他的論理和とマスクレイヤーを組み合わせても面白いデザインが出来るかもね。
マスクレーヤーの使い方 まとめ
簡単だったでしょ。マスクレイヤーの使い方をマスターしましょうね。
マスクを上手に使う事で、デザインの幅が広がります。
操作は簡単なので、一度やって見るとすぐに理解出来ると思います。
空のマスクレイヤーも、先ほどと同様な使い方になっています。
初期設定では、使用中のレイヤー上で空のマスクを作成した場合、使用中のレイヤーに対してマスクがかかります。
全てのレイヤーに適用したい場合は、現在のレイヤーの外側へドラッグして移動しましょう。
また、特定のレイヤーだけマスクを適用したい場合は、今回の様にマスクをそのオブジェクト上に移動する事で可能になります。
イメージ次第で、いろんなデザインを作る事ができる様になりますよ。
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