バナナの正しい保存方法と食べ頃

banana 疑問を解決

スーパーや果物店さんでバナナを見かけると、ついつい買ってしまうなんて事ありませんか?

バナナは栄養価値が高いなどとも言われています。

消化も早く、エネルギーに変換されるのも早い様です。

そんな理由で、疲れているときなどはつい手にしてしまいます。

そんなバナナをどんな方法で保存し、どんな状態が一番美味しく食べれれるかに付いて書いて見ました。

バナナの保存方法と食べ頃

バナナは、一般的に緑色の硬い状態で収穫されます。

なぜかと言うと、海外から日本に運んで来る間に完熟し、鮮度が落ちて売り物にならなくなってしまうからです。

バナナは、黄色になる前の緑色の状態で収穫し、倉庫の中である程度熟成させます。

店先に陳列した時、緑色から黄色になる様に温度や湿度などを調節しながら出荷しているのですね。

私たちは、店先でそのバナナを購入し、さらに数日経ってから美味しいバナナを食べる訳です。

バナナの保存方法は?

みなさんはこんな経験は有りませんか?

少し多めに買ってしまい、食べきれず冷蔵庫に入れた事は有りませんか?

どうでしたか?

バナナの皮が、黒く変色していませんでしたか?

そうなんですね、バナナの正しい保存方法は、以外と知られていないのですね。

 

バナナは、インドやインドネシア・ブラジル・フィリピン・台湾など暖かい国で作られています。

そのため、バナナは温度が低い所が苦手なんですね。

最適保存温度は15℃〜20℃程度が良いと言われています。

バナナを常温で保管する場合は、バナナスタンドを使うとベストです。

なぜバナナスタンドが良いのか?

それは、バナナは衝撃に弱く、自分の重さでも痛んでしまう場合があります。

その為、バナナスタンドに吊るして置くのが良いでしょう。

もし、バナナスタンドがない場合は、バナナの曲がりが山型になる様に置くのが良いでしょう。

谷型に置くと接地面積が多くなり、早く痛んでしまうからですね。

 

また、バナナは、自ら早く塾す為にエチレンガスを発生しています。

一度に食べきれない場合は、何本か付いている房から1本づつバラバラにした方が、エチレンガスの影響が弱わる為、追い熟の進み方が緩やかになります。

食べるタイミングを考え、3本纏め・2本纏め・1本づつなどに分けるのも、一度に完熟するのを避ける事が出来ますよ。

 

1週間以上保存したい場合は、バナナを房から1本づづ切り離し、1本づつ新聞紙に包み、その上からラップを巻いて冷蔵庫に保管すれば、1週間程度は新鮮な状態で保たれますよ。

新聞紙は、バナナの表面に湿気が付くのを防ぐ為です。

何もしないで、そのまま冷蔵庫に保存すると、表皮が真っ黒になり、食欲が落ちてしまいますよね。

必ず、新聞紙とラップを使う様にしましょう。

注)緑色の状態でこれを行うと、完熟しません(甘味が出ません)ので、常温で茶色い点々がチョット出始めてからにしましょう。

バナナの食べ頃は?

バナナの保存方法は分かったが、バナナの食べ頃はどこで判断するの?

ほとんどの方は、ご存知とは思いますが、バナナ表面に現れる茶色い点々(シュガースポット)が現れた頃が食べ頃と言いますね。

シュガースポットが現れ始めると、バナナの実が甘くなり始めた目安と考えて間違いありません。

シュガースポットが現れるとバナナ果実が自然発酵が進み、やがて完熟状態になり、とても甘くて美味しい状態になります。

それ以下でも以上でも食べられますが、美味しさMaxはシュガースポットを目安にして下さい。

 

シュガースポットが出来る理由は、バナナの中身が自然発酵が進み、いろんな種類の酵素が作られます。

その酵素の一つ(ポリフェノールの一種)が、バナナの皮の成分の一つであるタンニンと結び付く事で茶色い斑点が現れるのですね。

シュガースポットが出来る順序

①バナナが緑色から黄色に変化します。

②バナナ内部で発酵が進み、いろんな種類の酵素が作られます。

③酵素の一つポリフェノールとバナナ表皮のタンニンとが結び付くと茶色の斑点(シュガースポット)が出来る。

④どんどん甘くなると、シュガースポットが増る。

こんなわけで、バナナの表面のシュガースポットの増え方を見ると、食べ頃が分かる事になりますよね。

それでは、具体的に食べ頃は?

シュガースポットが70%から85%位が食べ頃です。(好みもありますけど)

美味しいバナナの選び方は?

バナナは、一房100円のものから一本1000円のものまで色々ありますが、栄養価値はほとんど変わりありません。

値段の違いは、栽培方法の違いや見た目の違いがほとんどです。

確かに、甘味や、食感の違いはありますけど…。

美味しいバナナの選び方は、

①バナナの形は丸みを帯びたものを選びましょう。
理由は、収穫する時は緑色の若い状態で行いますが、早く収穫し過ぎると、バナナ自体に角が残ってしまいます。(断面が四角いっぽい形のものは避けた方が良い)

この様なバナナは、追熟しても甘みの薄いものが多い為です。

 

②バナナの軸や房の部分がしっかりして太いものを選びましょう。

この部分がしっかりしているバナナは、丈夫な木から出来た証拠です。

だから、栄養がいき渡り良い状態で大きくなった事になります。

 

③バナナの表面にキズやシミが無いものを選びましょう。

キズやシミがあると、早く傷んだり雑菌が付きやすい状態です。

出来る限り、綺麗なものを選びましょう。

 

・購入後しばらくしてから食べる場合

この3つを守って、バナナ全体が黄色で軸の先端部が緑色が薄っすら残っているものが良いでしょう。

・購入して直ぐ食べる場合

上の3つを守って、バナナ全体にシュガースポットが現れているものを選ぶと良いでしょう。

バナナの保存方法と食べ頃 まとめ

・美味しいバナナの選び方は、

丸みがありコロッとし、キズなどが付いていない物を選びましょう。

また、房の部分がしっかりして太めのものが良いでしょう。

 

・バナナの美味しい食べ頃は、

シュガースポットが70〜85%程度出始めた頃が甘味もあり、ねっとりして一番美味しい時です。

 

・バナナの保存方法は、

常温(15℃〜20℃)でバナナスタンドに吊るして置くのがベストです。

バナナスタンドがない場合は、出来るだけ接地面が少なくなる様に山型になる様に置いて保存しましょう。

一度に食べ切れない時は、房から一本づつ切り離し、新聞紙などに包みさらにラップで巻いて冷蔵庫に保管しましょう。一週間程度は新鮮な状態で保存する事が出来ますよ。

バナナは栄養価の高い健康食品ですが、カロリーが高いので食べ過ぎには注意しましょう。

目安としては、1日2本程度が良いでしょう。

 

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