私は、カバンが何となく気になってカバン屋が有ると、ついつい入ってします癖があります。特に欲しいものが有るわけでも無いのに見てしまいます。みなさんは、どうでしょうか?
私は革製品が好きで、鞄などは15年も大事に愛用しています。使っているといろんな所が痛んで来るものです。みなさんもこんな事で困っていませんか?
革製品のお手入れ方法
あなたの革で出来た小物やカバンは健康にしていますか? 日頃のお手入れをしてあげているでしょうか?
革製品を長持ちさせるお手入れについて書いてみました。間違った手入れをしている人や、何も手入れしていない人は読んで下さいね。革製品は、お手入れ次第で一生使えます。
日常のお手入れ方法
毎日のお手入れは、専用の布で全体をカラ拭きする程度で十分です。
取手の部分や凹凸の部分などは、特に丁寧に乾拭きしておきましょう。
ここで、専用の布と書きましたが、特に革専用の布が有るわけではありません。
硬いゴワゴワした布や、目の荒い布は、革に傷を付けてしまったり、汚れを上手く拭き取れなかったりします。柔らかめ目の細かい布であれば問題ありません。
中々毎日は出来ないよと言う方は、最低でも1週間に1度は乾拭きしてあげましょう。
革製品は、目に見えない汚れやチリ・砂埃などが付着しています。特に縫い目部分は専用ブラシを使用してお手入れするのがベストです。専用ブラシを持っていない人は、柔らかめの歯ブラシでも代用できますよ。
そのまま放置して置くと、カビが発生したり、皮が硬くなり劣化の原因になってしまいます。
キズ部のお手入れ
大きい傷は、専門店に修理してもらうしかありませんが、小さいキズは私たち素人でも目立たなくする事は出来ます。
使う道具は、プラスチック製かゴム製の消ゴムを使用します。軽くキズが付いた部分を少しずつ擦っていきます。出来るだけ狭い範囲で確認しながら行って下さい。小さなキズであれば目立たなくなります。
雨や水滴で付いてしまったシミのお手入れ
革製品の中でも、特にベージュ色や茶系の色は特に目立ってしまいますね。
シミになってしまった場合のお手入れ方法は、タオルを水で濡らした後きつく絞り、シミになった部分に軽く当て、シミをぼかすようにタオルを当てていきます。
シミがボケて来たら乾いたタオルで叩くように水分を拭き取り、自然乾燥させましょう。
自然乾燥する時の注意点は、直射日光を避け、陰干しまたは、室内乾燥をして下さい。
小さなシミはこれで十分ですが、広範囲な場合は目立たない部分で試してから行って下さい。あくまでも自己責任でお願いします。
乾燥後、革専用のクリーム(又はオイル)を柔らかい布に少量取り、薄く伸ばすように塗っておきましょう。
雨の多い季節の対策
雨の多い季節などは、軽く防水スプレーなどを吹きかけておけば安心でしょう。
スプレーする時、シミがつかないように、防水スプレーは50cm以上離して全体的にスプレーする様にして下さい。また、スプレー後はそのまま15分程度自然乾燥させてから、表面を軽く乾拭きすればより効果が出ます。
長期保存の注意点
旅行用鞄など使用頻度が少ない革製品の保存する時も注意が必要です。
正しく保存しないと、カビが生えたり、金属部が錆びてしまったり、革そのものが劣化してしまう原因になってしまいます。
先ず、なんといっても保存する前のお手入れが重要です。
- 陰干しで乾燥させる
- 中のホコリやゴミを払い落とす。(ポケット類の中も丁寧に)
- 汚れは乾いた布又は、ブラシで綺麗に拭き取る。
- 革専用のクリームを薄く塗り、乾燥したところで乾拭きする。
- 形が崩れないよう様に、中に乾いた紙(又は新聞紙)を丸めていれる。
- 布袋などに入れ風通しの良い場所で保存する。
最低でもこの程度はやっておきましょう。
こんな状態にならないように、日頃からのお手入れは重要です
この程度であればまだ間に合います。柔らかい布で汚れを落とし、クリームを薄く伸ばしながら全体的に薄く塗って下さい。2時間〜3時間クリームを馴染ませてから、乾いた布または、ブラシで艶を出すように乾拭きしてあげましょう。
お手入れするだけで、見違えるほど綺麗になります。その後は、定期的に乾拭きするようにしましょう。このように普段の簡単なお手入れで、色落ちも防ぐ事が出来ますよ。
革製品のお手入れ方法 まとめ
革製品の正しいお手入れ方法は次の通りです。
- 日頃のお手入れ
柔らかい布又は専用ブラシで汚れやホコリを拭き取る - 革の表面を触って見て、カサ付いたり、艶がなくなった時
革専用のクリームを柔らかい布に少量取り薄く伸ばす様に塗り込む。 - 雨の多い時期は、防水用スプレーも効果的です
革専用クリームや専用ブラシは、カバン専門店などで購入可能です。セットで¥1500円〜5000円程度で購入出来ますので有ると便利です。
革製品は使う程に味が出て来ます。1年で使えなくなるか?5年・15年使い続けられるか、手入れの仕方によります。革そのものは、手入れを間違わなければ、一生使えるものです。
この機会にあなたが大事に使っている革製品を可愛がって下さいね。
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