【輪郭】ツールは、ライン・カーブ・シェープの境界線をオフセットでき、デザインする上でとても便利なツールです。
iPad版 Affinity Designer 2【輪郭】ツール
iPadで私が使ってみた【輪郭】ツールについて簡単に書いてみますね。
輪郭ツールの説明の前に、簡単なおさらいから行きましょう。
先端形状
先端形状は、『ラウンド』・『バッド』・『正方形』の3種類から選んで、線の先端輪郭を変更できます。
(下図の線幅は、15ptで描画しています)
ペンツール・鉛筆ツールで描画した線を、【移動ツール】に持ち変え、先端形状を変更する事が出来ます。
結合形状
結合形状は、『ラウンド』・『ベベル』・『マイター』の3種類から選んで、2本のラインが交差するコーナーの輪郭を変更できます。
(下図の線幅15pt /輪郭20ptで描画しています)
線幅で各コーナーの形状を変更する事が出来ます。
整列形状
整列形状は、オブジェクトのエッジに対する境界線の配置『中央』・『内側』・『外側』の3種類から選ぶ事が出来ます。
(下図の線幅15pt /輪郭20ptで描画しています)
ラインの線幅に対して、線幅の中央を基準にするか、外側または、内側を基準にするかを選ぶ事が出来ます。
【輪郭】ツールを使用して、オフセットを行うときの基準を選ぶ事が出来る機能です。
輪郭先端形状
【輪郭】ツールを使用して、ライン・カーブの終了ノードの形状を『先端なし』・『先端ラウンド』・『先端正方形』の3種類から選べます。
(下図の線幅15pt /輪郭20ptで描画しています)
ラインまたは、カーブの輪郭を変更するには【輪郭】ツールを選択し、ペンで右へドラグすると大きく(+オフセット)なり、左へドラグすると小さく(ーオフセット)なります。
上図のように、上側のメニューから<輪郭先端形状>を変更する事が出来ます。
輪郭タイプ
すでに描かれたカーブやシェイプのシャープなノードの結合具合を『輪郭ラウンド』・『輪郭マイター』・『輪郭ベベル』の3種類から選択出来ます。
(下図の線幅15pt /輪郭20ptで描画しています)
見てわかるように、シャープなノードを丸くしたり、ベベルにしたりする事が出来ます。
輪郭幅は、数値が表示されている場所をタップすると、直接数値を入力する事が出来ます。
*輪郭マイターに関しては色々やってみましたが、詳しく分かりませんでした。
マイターの値を設定し、ある角度になるとベベル形状になります。
オブジェクトの角度とマイター値の計算数式が理解できていません。分かり次第追加いたします。
オブジェクトの輪郭
塗りつぶししたオブジェクトの輪郭を『自動とじ』・『強制的に開く』・『強制的に閉じた』の3種類から選ぶことが出来ます。
(下図の線幅15pt /輪郭20ptで描画しています)
『強制的に開く』を選択すると。上図のように開いた輪郭を作る事が出来ます。
【輪郭】ツールを選択し、オブジェクトの内側の輪郭を自由に変更が出来ます。
輪郭ツールの応用
【輪郭】ツールを使用していろんな図形を作成する事が出来ます。
複数のオブジェクトをコマンドキーの(option)を押した状態で【ジオメトリ】から<追加>を選択します。
合成されたオブジェクトが出来ます。
【輪郭】ツールを使用し、オブジェクトの輪郭を変更することが出来ます。
(元のオブジェクトに対し、オフセットが出来る)
コマンドキー(optin)を使用してオブジェクトを変更しているため、元の個々のオブジェクトの変更または、移動が可能になります。
これで、ほとんどの図形が簡単に作ることが出来る便利な機能です。
応用次第で、今まで作れなかった図形が簡単に作れるようになります。この機能を使って少し遊んでみてください。すぐ理解出来ると思います。
iPad版 Affinity Designer 2【輪郭】ツール まとめ
【輪郭】ツールは、ライン・カーブ・シェープの境界線をオフセットでき、デザインする上でとても便利なツールです。
テキスト文字も同じ様に【輪郭】ツールを使用できるため、オリジナルな文字を作る時も便利です。
また、文字やオブジェクトをカーブに変換した後も【輪郭】ツールが使える為、今まで難しかったデザインも簡単に作れる様になります。
【輪郭】ツールを理解し、オリジナルなデザインを作ってみましょう。
それではまたね〜
*輪郭マイターに関しては、理解不足ですみませんでした。理解できたら追加します。
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