携帯電話料金値下げの話が総務省で検討されている中、最近e-simの事が話題になっていますね。
e-simに変える事で私達にどんなメリットがるのか考えてみましょう。
e-simにする事でどんなメリットがあるのか?
総務省が、今後の携帯電話料金値下げを行う為に、従来のSimカードをe-Simに変更する事で携帯電話会社間の競争を促す事が出来るのではないか?と考えているのですね。
結果、携帯電話料金の値下げができる。
武田総務大臣を中心に政策をまとめているのが現状です。
携帯端末(スマホ・タブレット等)にSIMが必要な訳
SIMの中身には…?
SIMの中には、電話番号・契約者情報・キャリア情報などの多くのデーターが書き込まれています。
移動体通信事業者(キャリア)は、SIMの中に入っている情報を読み書きする事で自分たちの回線に繋いでくれます。
その為、私たちは圏内であれば、何処にいても電話やインターネット・SNSの利用ができる様になります。
逆に、SIMが無いと、インターネットに繋ぐ事も、電話やメール・SNSも利用出来ないんですね。
ただし、移動体通信事業者(キャリア)のWi-Hi環境下では、SIMがない状態でもインターネット環境を利用する事が出来ます。
従来のSIMとe-SIMの違いって何?
従来のSIMとは?
SIMとは『Subscriber Identity Module』の頭文字を取ったものになります。
日本語に訳すと(加入者認識モジュール)の事になります。
現在、ほとんどの携帯電話(スマホ)が採用している方式は、本体に抜き差し出来るSIMカードと呼ばれているものです。
これに対して、e-SIMとは?
『embedded SIM』の略で、embedded(エンべテッドと読み『組み込み』と言う意味)で本体に初めから組み込まれたSIMの事になります。
e-SIMは、最初から本体に組み込まれたSIMで、抜き差しする事は出来ない構造になっています。
e-SIMを使うと、どうして料金が安くできるの?
携帯電話を購入する時は、通信会社(例えば、docomo・SoftBank・au・など)に行って契約した経験はあると思います。
差込型SIMカードは、移動体通信事業者(キャリア)または、販売代理店の店頭に行って契約し、SIMカードを入れてもらう必要があるんですね。
また、契約期間の縛り(約2年間)が発生します。
この様な理由で、一度契約すると中々移動体通信事業者(キャリア)を変える事が面倒になってしまい、そのまま使用している人が大勢いるのですね。
そうなると、移動体通信事業者(キャリア)は、他社と競争する必要が無くなり、中々料金を下げようとしないのですね。
e-SIMになるとどうなるのか?
e-SIMの場合は、最初から携帯電話(スマホ)本体にe-SIMが組み込まれている訳ですから、携帯電話会社の窓口まで行く必要がなくなります。
移動体通信事業者(キャリア)との契約は、ネット上でプロファイルデータの変更だけで簡単にできる様になります。
その為、安い料金プランの移動体通信事業者(キャリア)が有れば、みんなが簡単に乗り換える出来る訳ですね。
店頭で、色々説得される事も無くなります。
自分の意思で自由に安いプランの移動体通信事業者(キャリア)に乗り換えられる様になる訳です。
そうなると、移動体通信事業者(キャリア)は顧客が離れない様に、通信料金を下げるしかなくなります。
そこで、総務省は、各移動体通信事業者(キャリア)に対して、e-SIMを使用する様に働きかけを行なっている訳です。
本当に安くなるのでしょうかね?
総務省に応援しますよ!!頑張って下さい。
e-SIMの未来は?
カード型SIMからe-SIMに変わる事で、移動体通信事業者(キャリア)間の電波を自由に利用できる様になります。
(ちょっとした工夫が必要ですがね)
そうなると、携帯電話(スマホ)だけでなく、ウエアブル端末や健康器具端末・車・農器具などなど通信機器と組み合わせる事で莫大な市場が出来ると予想がつきます。
e-SIMの利点である『簡単にデーターを変える事が出来る』事で私達にもメリットは出て来ます。
料金が安くなるのは最優先でしょうけど、その他にも
端末から切り替え作業なしで、移動体通信事業者(キャリア)の切り替えが出来る様になる。
例えば、携帯電話(スマホ)1台で電話番号が2つ以上持つ事が出来る様になる。
チョット考えただけでも、メリットばかりですね。
SIMカードの交換なしで、よその国で使用できる様になるのは有難いですよね。
早く普及してもらいた所ですが、日本国内でe-SIM対応機種がまだまだ少ない様です。
移動体通信事業者(キャリア)もe-SIM対応の準備が必要で、直ぐに対応するのは少々時間がかかりそうですね。
e-SIMに変える事で変わる事 まとめ
本体に差し込んで使用するタイプが従来型のSIMカードです。
これに対して
e-SIMとは、本体の中に初めから部品の一部として組み込まれたSIMの事です。
e-SIMになる事で、携帯電話(スマホ)だけでなく、ウエアブル端末や健康器具端末・車・農器具などなど通信機器と組み合わせる事で、移動体通信事業者(キャリア)の回線を自由に使用できる様になり、いろんな事が可能になります。
e-SIMの場合は、外部からネット回線で簡単にポロファイルデータの変更が出来るため、将来的に色んな可能性が考えられます。
IOTの市場も活性化する可能性が考えられます。
携帯電話通信料金が安くなるのは、;もう少し先になるでしょう!
移動体通信事業者(キャリア)もe-SIM対応や、5G対応で簡単には通信料金が安くなるとは言えない様です。
ただ、この過程を踏まないと永遠に安くなる事は出来ないでしょう。
今回は、第一弾として移動体通信事業者(キャリア)に頑張ってもらいましょう。
近い将来は、私達にとってメリットが多くなる事は間違いありません。
もう少しだけ待って見ましょう。
コメント