鉛筆ツールは、ペンツールより直感的に描画が出来、手書きの見た目の様な描画が作れます。
下絵を作る時や、スケッチなどにも便利です。
Affinity Designer 2 iPad版【鉛筆】ツールの使い方
iPad版には、線幅の調整はもちろん、<選択範囲を保持>・<スカルプト>・<カラー>・<塗りつぶし>・<自動終了>・<コントローラー>・<スタビライザー>などの機能があります。
<選択範囲を保持>
<選択範囲を保持>OFFの場合、新しく描画したオブジェクトの選択が解除されます。
<選択範囲を保持>ONの場合、新しく描画したシェイプが選択された状態になります。
(ONの場合:描画後に、線の太さや色の変更・塗りつぶし等の追加作業が可能になります。)
<スカルプト>
<スカルプト>をONにした場合、選択されている任意の鉛筆境界線を修正または、延長出来るようになります。(ONにした状態で描画する必要があります)
描画した終端から描き始めると、ペンの軌跡が青色の細い線が表示され、ペンを離すと確定され延長されます。
途中から描き始めると、描画したラインを修正する事が出来ます。
<カラー>
<カラー>は、選択された状態で色の変更が出来ます。
(選択されていない場合は、変更出来ません。)<選択範囲を保持>をONにしておくと良いでしょう。
<カラー>アイコン隣にある<塗りつぶし>がONの場合、線の凹領域が塗りつぶし色で描画と同時に塗りつぶされます。選択された状態で色の変更も出来ます。
<コントローラー>
コントローラーの中には、<ブラシのデフォルト設定>・<自動>・<筆圧>・<速度>・<なし>の5つのモードがあります。
<ブラシのデフォルト設定>は、初期メニューの【設定】(歯車アイコン)の中の[鉛筆]で設定された値で描画されます。
<自動>は、Apple Pencil使用時と指使用時を自動で検知し切り替えてくれます。
<筆圧>は、Apple Pencilを使用した時に筆圧を感知し、線幅を調整します。
(筆圧が強いと太く、弱いと細く描画されます。)
<速度>は、Apple Pencilまたは、指を使用した時に速度を検知し、線幅を調整します。
(速度が遅いと細く、速いと太く描画されます。)
<なし>は、線幅で設定した値の太さで描画されます。
描画した後に、筆圧を編集する事が出来ます。
画面右側の【ストローク】メニューの下に筆圧のイメージが表示されています。
編集したいポイントをダブルタップすると、新しいメニューが表示されます。
[ノードを削除]を選ぶと、筆圧を編集する事が出来ます。
ペンで直接ドラグし、筆圧を編集する事も出来ます。
筆圧をリセットするには、[筆圧のリセット]を選択します。
<スタビライザー>
<スタビライザー>の中に、[ロープモード]と[ウインドウモード]の2つのモードがあります。
[スタビライザーがありません]:通常モードで何も変化はありません。
[ロープスタビライザー]:描画中にペンと描画の間に赤い線(ロープ)が表示されます。
ロープを緩めて方向を変更する事で、滑らかなカーブやシャープなコーナーを描画できます。
(赤い線の長さは、左側のスライダーで変更できます。)
[ウインドウスタビライザー]:描画中にペンと描画の間に赤い線(ロープ)が表示され、後から描画がついて来ます。ロープが表示されている間の位置座標を平均化し描画されるため、滑らかな描画ができます。
Affinity Designer 2 iPad版【鉛筆】ツールの使い方 まとめ
鉛筆ツールは、ペンツールより直感的に描画が出来、手書きの見た目の様な描画が作れます。
下絵を作る時や、スケッチなどにも便利ですね。
iPad版の【鉛筆】ツールにもいろんなモードが用意されていますので、いろんな描画ができます。
Apple pencilと合わせて使用すると、より正確な描画が可能になります。
それではまたね〜
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