アフィニティーデザイナーVer2には、マスクレイヤーとクリッピングマスクの2種類の機能があります。
今回は、画像の一部分をマスクレイヤーを使って切り抜く方法の紹介になります。
マスクレイヤーの使い方
写真などの一部分を切り抜く場合などマスクレイヤーを使うと簡単に作る事が出来ます。
基本的な方法で作って見ましょう。
画像を配置する
アフィニティーデザイナー画面上のコンテキストツールバー下図『3本線』のアイコンを開きます。
その中の、<配置>を選択します。
この様な画面が表示されます。
<ファイルから配置>または、<photosから配置>のどちらかを選択し、画像を配置します。
(iPadで写真アプリをスプレットビューを使ってドラッグ&ペーストで画像配置も出来ます。)
マスクレイヤーの基本
今回は、こんな写真を配置して説明します。
マスクレイヤーを作成したいレイヤーを選択します。
【レイヤー】パネルの[+]をタップします。
その中の<マスクレイヤー>を選択します。
レイヤーパネルに『マスク』レイヤーが作成されます。
*画像レイヤーを選択して<マスクレイヤー>を作成した場合、画像レイヤーの中に(子レイヤーとして)マスクレイヤーが作成されます。
何も選択せず、マスクレイヤーを作成した場合、画像レイヤーの上にマスクレイヤーが作成されます。
マスクレイヤーは、<デザイナー>モードでは使用できない為、<ピクセル>モードに切り替えます。
【ペイントブラシ】を選択し、画面右側のブラシから適当なブラシを選んでください。
マスクレイヤーが選択されている事を確認し、
画面上部のコンテキストツールバーのカラーを黒色(#000000)を選択します。
ペンでなぞった部分が消えます。
完全に消えない場合は、黒色(#000000)になっていないか、コンテキストツールバーの<ウエットエッジ>が有効になっていないかチェックして下さい。
または、画面左側のスライダーの『累積』『流量』が100%になっていない可能性があります。
画面上部のコンテキストツールバーのカラーを白色(#FFFFFF)を選択します。
ペンでなぞった部分が元の画像が現れます。
マスクレイヤーを削除すには、マスクレイヤーパネルを選択した状態でレイヤーの削除をタップします。
これがマスクレイヤーの基本になります。
【スマート選択ブラシ】を使って画像を切り抜く
【スマート選択ブラシ】を使って画像を切り抜くやり方です。
<ピクセル>モードを選択します。
【スマート選択ブラシ】を選択します。
切り抜きたい被写体をペンでなぞっていきます。(選択範囲が点線で表示されます)
画面上部のコンテキストツールバーの
<追加>で選択範囲をプラスする事が出来ます。
<型抜き>で選択範囲をマイナスする事が出来ます。
被写体の選択範囲が出来たら、レイヤーパネルの[+]をタップして<マスクレイヤー>を選択します。
選択した部分がマスクレイヤーとして作成されます。
クイックメニューから『選択解除』を選択します。
(iPadの場合、画面を一本指でタッチして離すとクイックメニューが現れます)
【ペイントブラシ】を選択し、画面上部の[カラー]を白色又は、黒色を使い分け、切り抜いた画像の修正を行います。
<designer>モードを選択し、切り抜いた画像を複製してこんな感じにしてみました。
上の画像を利用してこんなデザインを作って見ました。
マスクレイヤーの使い方 まとめ
マスクレイヤーを使って画像を切り抜くイメージは掴んで頂いたと思います。
みなさんは、もっとカッコ良いデザインを作って見て下さい!
画像を切り抜く選択ツールは、【フリーハンド選択】【短形マーキー】【楕円形マーキー】【行マーキー】【列マーキー】 ペンツールを使う等のやり方もあります。
私は、【スマート選択ブラシ】が使いやすいので今回紹介いたしました。
レイヤーマスクの便利な機能として、画像の一部を切り抜きが出来る事。
何度でも修正ができる。
黒色(#000000)を選択した場合、ペンでなぞった部分が消えます。
白色(#FFFFFF)を選択した場合、消えた部分をペンでなぞると元に戻る。
マスクレイヤーを削除すれば、元の画像はそのまま保持されている。
マスクレイヤーにもエフェクトが使用できる等、デザインする上で必ず理解したい機能ですね。
アフィニティーデザイナーでは、今回紹介した他に、『クリッピングマスク』の方法もありますので次回紹介したいと思います。
アフィニティーPhotoをお持ちの方は、そちらで画像切り抜きして、デザイナーで編集した方が良いと思います。(私の個人的な感想)
それではまたね〜
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