【ペン】ツールは、ラインやシェイプを正確にデザインする上で必要不可欠なツールです。
Affinity Designer 2 iPad版にはいろんなモードが用意されています。
Affinity Designer 2 iPad版【コーナー】ツールの使い方
ペンツールを使ってベジェ曲線の描き方は、ネット上にたくさん上がっていますので、ここではiPad版のモードに関して説明しています。
【ペン】ツールを選択すると、画面上部（コンテキストツールバー）に＜ペン＞・＜スマート＞・＜ポリゴン＞・＜線＞の４種類のモードがあります。
＜ペン＞：コーナーやノードが滑らかまたは、シャープなカーブやシェイプを作成する時に使用します。
＜スマート＞：ノードをタップして流れるようなカーブやシェイプを作成する時に使用します。
＜ポリゴン＞：ノードがシャープな直線やエッジが直線のシェイプを作成する時に使用します。
＜線＞：単一セグメントの直線を作成する時に使用します。（連続して単一直線を描画出来ます）
ラバーバンドモード
＜ラバーバンドモード＞は、新しいノードを配置前に、次の描画がどの様に描画されるのかを確定前にプレビューを表示するモードです。
人によっては使い難いと言っている人もいますが、使い方によっては便利な機能です。
カラー
＜カラー＞は、境界線のカラーを変更できます。
右側の【カラー】メニューと連動していますので、どちらで変更しても結果は同じになります。
塗りつぶしを使用
＜塗りつぶしを使用＞がOFFの場合は、塗りつぶしはされません。
＜塗りつぶしを使用＞がONの場合は、
閉じたシェイプの場合は、閉じた内側が選んだ色で塗りつぶされます。
開いたシェイプの場合は、線の凹領域が選んだ色で描画と同時に塗りつぶされます。
選択範囲を保持
＜選択範囲を保持＞は、追加のカーブを描画中でも先に描画したカープが選択されたまま保持されます。
＜選択範囲を保持＞ＯＦＦの場合
新たにカープを描画中、先に描画したカーブの選択（ノード）が消えてしまいます。
＜選択範囲を保持＞ＯＮの場合
新たにカープを描画中、先に描画したカーブの選択（ノード）が保持されたままになります。
このモードは、追加のカーブを描画中にノードやジオメトリに簡単にスナップ出来るメリットがあります。
カーブに追加
＜カーブに追加＞は、最初と同じレイヤー上に追加のカーブが作成されます。
＜カーブに追加＞ＯＦＦの場合
最初に描画したカーブレイヤーとは別の新しいレイヤーに描画されます。
（最初の描画と後から描画したカーブは別々のシェイプになる）
＜カーブに追加＞ＯＮの場合
最初に描画したカーブレイヤーと同じレイヤーに描画される。
（最初に描画したカーブと、後から描画したカーブは一つのシェイプになる）
結合
＜結合＞は、別々のカーブを接続し、一つのカーブにします。
2つのカーブを選択 → 画面上部（コンテキストツールバー）の＜結合＞を選択
２つのカーブが結合され、一つのカーブになります。
削除
＜削除＞は、最後に描画されたアクティブセグメントを削除します。
描画中に画面上部（コンテキストツールバー）の＜削除＞（ゴミ箱マーク）をタップすると、最後のノードが削除されます。
描画を終わらせたい場合は、【ペン】ツールの状態でも、左側のメニューの×をタップするとアクティブモードからパッシブモードになり終了する事ができます。
（【ペン】ツールから【移動】ツールや【ノード】ツールを選択しても描画を終了する事が出来ます）
また、描画後に途中のノードを削除するには、【ノード】ツールを使用し削除したいノードを選択し、左下の🗑（ゴミ箱）マークをタップします。（複数のノードを選択し、削除する事も出来ます）
選択したノードが削除されます。
その他
【ペン】ツールで描画したカーブの変形方法はいくつかあります。
描画中にペンを離さずそのままドラグするとハンドルが表示されます。
①ハンドルを移動するとカーブの形状を変形する事が出来ます。
②ハンドルを移動中、＜Control＞キーを押すと、カーブが直線（ポリゴン）に変形します。
③ハンドルを移動中、＜Option>キーを押したままハンドルを移動すると、片側のハンドルのみ移動出来ます。
参考１：ノードツール
参考2：ノードのスナップ制御
Affinity Designer 2 iPad版【ペン】ツールの使い方 まとめ
【ペン】ツールは、ラインやシェイプを正確にデザインする上で必要不可欠なツールです。
Affinity Designer 2 iPad版にはいろんなモードがあり、デザインする上でとても便利ですね。
iPad単体でも【コマンドコントローラー】と合わせて使う事で、より正確な描画が可能になります。
コマンドコントローラーの使い方はこちらを参照
それではまたね〜
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