【行揃え】は、よく使う機能の一つです。
正しく理解しておきましょう。
iPad版 Affinity Designer 2 でも、イラレの様に基準オブジェクトに対して整列させる事もできます。
iPad Affinity Designer 2 【行揃え】
iPad版 Affinity Designer 2 の【行揃え】は、下図のメニューから行います。
- 左揃え
- 中央揃え
- 右揃え
- 水平方向に等間隔配置
- 上揃え
- 中央揃え
- 下揃え
- 垂直方向に均等間隔配置
8個用意されています。
左揃え
オブジェクトを選択し、<左揃え>をタップすると、選択境界線の左端に揃います。
中央揃え
オブジェクトを選択し、<中央揃え>をタップすると、選択境界線の水平方向の中央に揃います。
右揃え
オブジェクトを選択し、<右揃え>をタップすると、選択境界線の右端に揃います。
水平方向に等間隔配置
オブジェクトを選択し、<水平方向に等隔配置>をタップすると、水平方向に等間隔に揃います。
上揃え
オブジェクトを選択し、<上揃え>をタップすると、選択境界線の上端に揃います。
中央揃え
オブジェクトを選択し、<中央揃え>をタップすると、選択境界線の垂直方向の中央に揃います。
下揃え
オブジェクトを選択し、<下揃え>をタップすると、選択境界線の下端に揃います。
垂直方向に均等間隔配置
オブジェクトを選択し、<垂直方向に均等間隔配置>をタップすると、垂直方向に等間隔に揃います。
基準のオブジェクトに揃える
いま説明した【行揃え】では、Adobeのイラストレーターの様に基準のオブジェクトに整列させる事ができません。
Affinity Designer 2 でも同じ様な事が出来ます。・・・イラレより面倒だけどね!
複数のオブジェクトを選択する時、1個づつ選択していきます。(+ shiftで複数選択)
この時、基準にしたいオブジェクトを最初か、最後に選択する必要があります。
画面右側の【変形】メニューから<整列オプション>を開く
①<水平方向に整列>か<垂直方向に整列>のいづれかのアイコンをタップ
今回は、<水平方向に整列>の『左揃え』を選択して見ました。
(ここを選ばないと次に進む事が出来ません)
②その下の赤枠の部分をタップ
(<選択範囲>・<アートボード>・<マージン>・<最初の選択>・<最後の選択>)の5つから選べます。・・・表示は3つですが、スクロールすると5つから選択出来ます。
上図左側の絵の番号は、選択した順番になります。(実際には表示されません)
<最初に選択>を選ぶと、右側の絵の様に最初に選んだ、丸のオブジェクトを基準に左揃えになりました。
この状態で、(左揃え/中央揃え/右揃え)の変更も出来ます。
このやり方で、<垂直方向に整列>も同様に揃える事が出来ます。
等間隔配列の間隔調整
下図の様に、<水平方向に整列>か<垂直方向>を選択した場合
『自動』をタップして解除すると、<水平方向に整列>では『幅』、<垂直方向に整列>では『高さ』を自由に変更する事が出来ます。
『幅』または、『高さ』の数字の部分をペンでスライドするか、直接数字入力します。
自由に『幅』と『高さ』を調整出来ます。
一度やってみると、どの様に動くか感覚がわかります。実際にやってみて下さい。
キーオブジェクトを設定し、整列させる
コマンドコントローラーを使用し、基準オブジェクトを設定する方法
下図は、<中央揃え>の例です。(オレンジの丸オブジェクトをキーオブジェクトに設定)
①複数のオブジェクトを選択
②コマンドキーの『OPTION』を押したまま、キーオブジェクトを選びます。
(キーオブジェクトの輪郭が青色に変化します)
③コマンドコントローラーをリリース
④【行揃え】メニューから揃えたい種類を選ぶ
これでキーオブジェクトに対して揃える事が出来ます。
iPad版 Affinity Designer 2 の【行揃え】まとめ
iPad版 Affinity Designer 2 の【行揃え】も、良く使う機能です。
すでに理解されていると思いますが、「どこを基準に揃うか」を正しく理解しておきましょう。
また、基準オブジェクトに整列するやり方は、チョット面倒ですね。
どうしても、「このオブジェクトに整列させたい!」なんて言う時には使えるかな。
複雑なイラストを作成する時には、必要な機能です。
キーオブジェクトの設定が使い易いと思います。
iPad版 Affinity Designer 2も、Adobeイラレみたいに、簡単に出来る様バージョンアップを期待しましょう。
それではまたね!
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