次期iPad proにUSB-Cタイプがサンバーボルト対応になるらしいと言う噂を聞きました。
ところで、Thunderbolt(サンダーボルト)とUSB-Cの違いって何なのでしょうか?
何がどう違うの?
ちょっと、調べて見ましたので、モヤモヤしている人の為に共有したいと思います。
Thunderbolt(サンダーボルト)ってなに?
Thunderbolt(サンダーボルト)端子もUSB-Cも同じ形状しているので紛らわしいですよね。
どんな違いがあるのか詳しく見ていきましょう。
コネクターの種類はいろいろありますね。
代表的なコネクターはこんなところでしょうか?
High-Definition Multimedia Interface(高精細度マルチメディアインターフェース)の略称で、高品位な映像や音声をやり取りするためのインタフェースの規格です。
HDMIと同じ様に画像や音声を通信するものですがHDMIより高画質に伝送出来るものです。
「Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)」の略称でパソコンなどに、さまざまな周辺機器を接続しデーター通信を行う時の規格の一つです。
下図はUSB type-Aの場合です。
USBも何種類かあります。
形状は同じでも通信速度の違いで、USB2.0やUSB3.0・USB3.1・USB3.2などがあります。
- USB2.0 0.48Gbps
- USB3.0 5.00Gbps
- USB3.1 10.0Gbps
- USB3.2 20.0Gbps
*1Gbpsは、毎秒10億ビットのデータを伝送できるの事が出来ます。
USB2.0とUSB3.0を比較してみると、転送スピードは約10倍早い事になりますね。
白色はUSB2.0、青色がUSB3.0/3.1/3.2になっています。
ケーブルの長さが長いと不利になります。
目安は1.5メートル程度で高速充電対応を選ぶ事をお勧めします。
Thunderbolt(サンダーボルト)とは、インテル社とアップル社が共同開発した高速データ通信用シリアスバス規格の1つです。
Thunderbolt 1から始まり、現在はThunderbolt 4が最も新しい規格になっています。
Thunderbolt 1
Thunderbolt 1(サンダーボルト 1)から始まり、2011年にMacbook proに初めて採用され、徐々にiMacやMacminiなどに採用された。
コネクターの形状はこんな形でした。
コネクターの形状もかなり大きいものでした。
Thunderbolt 2
Thunderbolt 2(サンダーボルト 2)は、2013年には、さらに転送速度を高速化しMacproなどに採用さた。
コケクター形状は、Thunderbolt 1(サンダーボルト 1)と同形状。
Thunderbolt 3
Thunderbolt 3(サンダーボルト 3)は、2015年にUSB Type-Cのコネクターに変更され、転送速度も40Gbpsまで高速通信が可能となった。
2016年にMacBook proに採用された。
ケーブル側はこんな形状をしています。
Thunderbolt 4
形状はThunderbolt 3と同形状です。
インテル社が開発したThunderbolt 4の大きな特徴は、同じデーター転送(40Gbps)でケーブルの長さの最長が異なります。
Thunderbolt 3ではケーブル長が0.8mが最長で、それ以上になるとデータ転送が20Gbpsまで制限されてしまいます。
それに対し、Thunderbolt 4では2mまでデーター転送40Gbpsで対応しています。
4k解像度の画像データを2台まで転送可能になっています。
ゲームを楽しむには良い規格ではないでしょうか?
また、便利な機能としては、スリープ状態の端末機をキーボードやマウスで再起動出来る機能です。
USB-CとThunderbolt 3の外観上の違い
Thunderbolt 3(サンダーボルト 3)とUSB-Cの違いを外観上で見分ける事はケーブルに刻印されたマークが頼りです。
Thunderbolt 3(サンダーボルト )の場合は <カミナリマーク>が目印
Thunderbolt 3(サンダーボルト 3)type-Cは、コネクターの形状はUSB-Cと全く同じ形状をしています。
購入した後に自分で目立つマーカーを付けるか、色違いのものを購入して区別しておきましょう。
これで判断できるはずですね。
皆さんも間違わないようにして下さい。
Thunderbolt 3の性能
信号線/ピン数にも違いはないため、物理的な形状はType-C端子もThunderbolt 3の端子も同じものと考えて良いでしょう。
ただし、それぞれに対応したケーブルを使用しないと、機能が十分に発揮出来なかったり、動作しない原因にもなりますので十分確認して購入しましょう。
Thunderbolt 3対応のケーブルは 20V-5A(100w)の電流を流す事が出来ますので、充電時間も短縮する事が出来ますよ。
Type-C端子の規格には、別規格の信号を流せる「オルタネート・モード」が用意されており、Thunderbolt 3端子はこれを利用しているのです。
(*オルタネート・モード:画像・音声信号などを伝送出来るモード)
この事から分かるように、Thunderbolt は、USBの機能+アルファの事が出来る規格である事が分かりますね。
こんな、良い方法が有るんだったら、早くいろんなデバイスに付けて欲しいと願うのは皆さんも同じだと思います。
2021年発売のIPad Proに何とこのThunderbolt typ -Cが付くらしいのです。
発売日は、未定ですが発表は4月頃?。
Thunderbolt 3 まとめ
USB Type-CとThunderbolt 3は、形状も線/ピン数にも違いはないため、物理的に同じものと考えて問題ありません。
Thunderbolt 3対応のケーブルだけ購入してもThunderbolt 3の性能を利用する事は出来ません。
本体側がThunderbolt 3に対応している必要があります。
本体とケーブル両方がThunderbolt 3に対応して、初めてThunderbolt 3の性能を利用できる様になります。
・データ通信:最大40Gbps/20Gbps
・電力供給:最大100Wの充電(高速充電が可能)
・映像入出力:解像度5k x1台 or 4k x 2台
・接続デバイス:最大6台
簡単に言うと、一つのコネクター【Thunderbolt 3 TYPE-C】でUSB規格よりデータ通信が高速になり、画像データの入出力が可能になったものです。
しかも、最大6台の外部デバイスを接続する事が出来るのは夢みたいなものですね。
Type-C コネクターという小さな形状に充電機能・USB規格・オルタネーとモード(画像と音声)を盛り込んだ画期的なものです。
Thunderbolt (サンダーボルト)のことが理解して頂いたでしょうか?
この画期的なものが次期新型iPad proに搭載されるかも知れないのです。
iPad大好きな私には、待ち遠しくてたまりませーん。
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