【代々木公園駅】透明なトイレの不思議

Skeleton toilet 発見記事

不思議なトイレを発見!!

千代田線の代々木公園駅を出てすぐの公園に不思議なトイレを見つけました。

中が丸見えの透明トイレです。

中が丸見えの不思議なトイレ!どうなっているの?

会社帰りに千代田線の代々木公園駅近くの公園に中が丸見えの多目的公衆トイレを発見しました。

過去、長い人生の中で初めてお目にかかる不思議なトイレです。

大小の便器が外から中の様子がはっきり見えるのです。

と言うことは、用をたしている所も…。

男子用・女子用・多目的用の3つが連なって建っています。

なんか、恥ずかしく無いのかな?

興味半分で、近くまで行って見ましたが、やはり中が丸見えでした。

どうなっているの!!

skeleton toilet4

安心して下さい

使用していない時は、外から中が見えますが、中に入りドアをロックすると、ガラス全体がスモークがかかり、外から中の様子が見えなくなる構造になていました。中からも外が見えません。

中は、鏡状になっている為、チョット変な気分ですが、安心して用を足す事が出来ます。

Skeleton toilet1

こんな感じです。

建築家の坂茂氏がデザインしたらしい。

初めての人は、やはりびっくりしますよね。

どんなメカニズムなの?

最近、よく見かける会議室などに多い電気式のカーテンと同じ作りになっている様です。

簡単に説明すると、

透明な電極に電圧がかかっていない場合

液晶の粒子はバラバラに散らばっている状態です。

その為、光が乱反射してスモーク状(曇りガラスの様)に見える仕組みです。

Skeleton toilet2

構造的には、ガラスまたはフィルムに透明の電極(透明で電気を通す金属膜)の間に液晶を挟み込んだ物です。

スペーサーは、二つの電極の隙間を均一に保つ為のものですね。

二つの電極間のギャップが不均一だと、スモークになった時にムラが発生してしまいます。

これを防ぐ為に大きさの同じビーズの様なものを入れてあります。

 

透明な電極に電圧がかかっている場合

Skeleton toilet3

液晶が電極に引きつけられ、液晶粒子が同じ方向に整列する性質を利用しているのですね。

光は、液晶粒子に邪魔されず通り抜けていきます。

と言うことは、透明に見える事になります。

この原理は、液晶テレビやスマホなどに使用されている技術なんですね。

液晶テレビやスマホはもっと複雑な構造になっています。カラーフィルターや偏光板を取って簡略的に作った物と考えて下さい。

かえって分かりにくくなったかな?

上の図の様になっていると思って下さい。

電圧をかける、かけないのスイッチはドアに付いたロックレバーで出来ています。

skeleton toilet5

不思議な透明トイレ まとめ

千代田線の代々木公園駅(2番か3番出口)を出て直ぐ、代々木深町小公園があります。

その公園に透明なトイレがあります。

中に入ってドアロックをすると、トイレ全体がスモーク(曇りガラス状)になり、外から中が見えなくなる仕組みになっています。

くれぐれも、ドアロックを忘れない様にして下さいね。

ドアロックを忘れてしまうと、外から全部見られてしまいますからね。

透明なトイレは、液晶という材料を使って電気を流している間は液晶が整列して、透明に見えます。

電気が流れていない状態は、液晶がバラバラに散らばっている状態でスモーク状になり、外からも中が見えない状態になる構造になっています。

だから、用を足している時、停電になっても安心なんですね。

 

興味のある方は寄って見て下さい。

住所:東京都渋谷区富ヶ谷1丁目8

代々木深町小公園トイレです。

 

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