スマホカメラの性能についてわかっている様で実は分かっていない人が多い様です。
スマホカメラを何気なく使っていますが、カメラの性能って何?
綺麗な写真はどの様に撮れば良いのか?
カメラの構造からざっくり解説します。
カメラの性能と綺麗な写真を撮るには?
スマホのカメラは年々進化して来ていますね。
カメラの性能って、何で決まるのでしょうか?
また、同じカメラでもチョット工夫すれば綺麗な写真が撮れるものです。
自分のスマホカメラの性能を確認し、撮影方法を工夫して感動的な写真を撮ってみましょう。
カメラの構成
スマホカメラの中身はどうなっているのか?
スマホカメラの一般的な構成と役割から説明しますね。
①レンズ:
外から入ってくる光(風景や人物など)をイメージセンサー表面に集める役目。
②撮像素子(イメージセンサー):
レンズから入ってきた光(風景や人物)を電気信号に変換する役目。
ここが、写真の出来栄えを左右する重要な部品になります。
③画像処理エンジン:
イメージセンサーから送られてきた電気信号をソフトウエアで補正を行います。
露出・カラーバランス・ノイズ除去・彩度などをメーカーごとの方法で補正を行う役目
④記憶メディア:
画像処理エンジンで補正したデータをメモリやSDカードに記憶しておく役目。
容量が大きいほど沢山の画像を入れておく事が出来ます。
この4つの中でどれが一番重要かとは言えず、一つでも性能が悪いものがあれば、写真を撮る側がいくら努力しても綺麗な写真を撮る事が出来ません。
これらのバランスが重要になります。
一般的に良いカメラの性能とは?
①レンズ:
レンズの良し悪しの基準は、歪みが少ない事・フレアが出ない・ゴーストがない、などと言われています。
*どのような写真を撮りたいかにもよりますが、レンズの選び方が変わってきます。
ボケ味のある写真が好きな場合は、f 値が小さい方が良いでしょう。
暗いところで撮影する事も出来ます。(どこまで望むかにもよります)
参考:最近発売になったiphone 12のf値は f1.6 です。ボケ感と暗いとこでの撮影は優秀です。
②撮像素子:
これについては、画素数が多い方が綺麗な写真が撮れます。
③画像処理エンジン:
これについては、各メーカーのノウハウが有りますので、購入者が確認する事は出来ません。
④記憶メディア:
これは、大きい方が良いでしょう。(予算との相談になりますが・・・)
これでは選択肢が少な過ぎて選ぶのが難しいですよね。
一眼レフカメラの様に自分の意思で条件を変える事が出来ないのです。
スマホカメラの場合、選ぶポイントは
① 画素数の大きいもの
② 広角レンズの種類(または、光学ズーム機能があるか)
③ f値の小さいもの
④ 手振れ補正機能が付いているもの
⑤セルフタイマーが付いているもの
この5点が選ぶポイントになります。
後は、そのカメラで撮った写真を多く見て、自分の欲しい写真になっているか確かめて下さい。
何をどんな目的で写真を撮りたいのかにもよります。
この辺は、きちんと自分で整理する事をお勧めします。
ズーム機能が欲しいのか、ボケ味ある写真を撮りたいのか、狭い場所で広角で撮影したいのかで選び方が変わってきます。
普段自分が撮っている写真を見て整理してみましょう。
また動画であれば、4k ビデオ撮影が可能か?
1秒間の何画面表示(30fpsまたは60fps)可能か?などが選択のポイントになります。
同じ性能のカメラで撮った写真でも、編集機能で後で編集する事も出来るので編集後は別のカメラで撮った様に見せる事も出来ます。
この辺の機能が欲しい人は、良く調べてから購入すると良いでしょう。
また、写真の編集ソフトが色々出ていますので後からアプリを追加して編集する事も出来ますよ。
写真撮影のポイント
先ず、最初に理解して欲しいのはシャッターが押されるタイミングです。
意外と知られていないので理解しておきましょう。
スマホカメラの場合は、一眼レフカメラと違いシャッターボタンから指を離した時、写真が撮れる様になっています。
この事を理解して置かないと、シャッターチャンスを逃してしまう場合があるので、覚えておきましょう。
また、スマホは片手で持って撮影する場面が多いのでは無いかと思います。
シャッターは、押すのではなく、触れる感覚で撮った方が手振れが無く綺麗に撮れますからこの感覚も身に付けておきましょう。
それでは具体的に撮影のポイントをいくつか説明して行きます。
①スマホのグリッド機能を利用する。
被写体をグリッドのどの位置に配置すれば良いかわかるので安定した写真レイアウトが出来る。
②画面の中のピントを合わせたい所を指でタッチするとピントがロックされる。
オートフォーカス機能がタッチした部分にピントが固定されるので便利な機能です。
背景にピントをロックすると手前がボケる様な写真も撮れるので試してみよう。
③露出補正機能を利用する
逆光でも被写体の露出を合わせる事が出来ます。
④HDR機能を利用する
HDRとは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略。
露出の違う写真を何枚か撮って、自動で最適な露出に合成してくれる機能です。
好みは人によって違うと思いますが、確実に失敗しない写真が撮れます。
⑤スマホの特徴を生かし、一眼レフでは難しい逆さにして撮ってみる。
下からのアングルで撮って見ると、グッと迫力のある普段とは違う写真が撮れるよ。
⑥被写体にできる限り近寄って撮る。
背景がボケて立体感のある写真が撮れます。スマホで撮った方が一眼レフより面白い写真が撮れる場合があります。
⑦自然体の写真を撮る
ポーズを決めて撮るよりも、自然体そのものが見る人に感動を与える。
シャターチャンスを逃さず、常に意識して練習しましょう。
⑧動きの早い被写体を撮るときは、連写機能を使って撮る。
シャッターボタンを押し続けると自動で連写してくれるので、シャッターチャンスを逃すことがありませんよ。後で、ベストショットを選んで保存しましょう。
スマホカメラの構造と写真撮影のポイントまとめ
▷スマホカメラの構造
・イメージセンサー
・画像素子エンジン
・メモリ
の4つで構成されています。
▷スマホカメラの良し悪し
・画素数は大きものを選ぶ
・画像素子エンジンは実績のあるメーカーを選ぶ
・メモリは大きいものを選ぶ(予算に相談)
・手振れ機能があるものを選ぶ
その他にも用途により望遠機能があるものを選ぶ
▷写真撮影のポイント
・ピントロック機能を利用する
・露出調整機能を利用する
・HDR機能を利用する
・アングルを変えて撮影してみる
・被写体に近づき背景のボケを利用する
・自然体の写真を撮る
・動きの早い被写体は連写機能を利用する
などが挙げられます。
プロが撮るような写真は確かに綺麗ですが、私たち素人でもユニークな感動的な写真を撮ることが出来ます。素人でないと撮れない写真もあります。
素敵な写真は、感動的な写真だと思います。
ピンボケしていても、露出があっていなくとも自分だけの感動的な一瞬を撮って見る事から始めましょう。
コメント